エステサロンの開業を行う際には多くの準備が必要です。
分からないことがたくさんある中で、どのようなことでも自分で抱え込んでしまうという事態に陥っている方も少なくありません。
本記事では、エステサロン開業時の相談先についてご紹介していきます。
女性起業家には悩みをもつ人が多い
女性起業家が開業時に苦労したこととしては、「資金操り・資金調達」「顧客・販路開拓」「財務・税務・法務に関する知識不足」などが代表的な悩みとして挙げられています。
また、「開業前に経営の相談相手が居なかったため不安だった」という意見も多くあります。
開業時、右も左も分からない状態から手探りで開業を進める女性は多いですが、ネットワークを利用してさまざまな情報・意見を交換できれば、そのような女性起業家がもつ負担は軽減されていくでしょう。
またエステサロンのオーナー様として働く場合、家庭と仕事の両立に加え、子育て・介護などの課題が重なる可能性があるため、都度対応してもらえる相談先が必要となります。
そのような場合にサポートできるよう、現在さまざまな専門家によるネットワークが構築されてきています。
起業する前に情報を入手していきながら、上手に活用していきたいところです。
エステの開業に関する相談先
エステ開業に関しての相談先として、まず初めに利用したいのが経済産業省主催の「女性起業家等支援ネットワーク」です。
サロンオーナーも多く参加しており、異業種であっても同じ女性起業家として悩みを相談・共有することができるというのが大きなメリットとして挙げられます。
女性起業家等支援ネットワーク
女性起業家等支援ネットワークは、「これから起業したい」という全国の女性を応援する、情報交換・連携ができる専用ネットワークです。
「新しい事業を始めたい」「自分の会社を立ち上げたい」という女性のサポート役となる、強力な応援団が見つかるかもしれません。
新しいチャレンジに向けて、全国のサポーターとネットワークを通じて交流してみませんか?
【女性起業家等支援】(https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/joseikigyouka/index.html)
商工会・商工会議所
商工会は町村区域に、商工会議所は特別区・市の区域に設置されています。
起業者のほか、中小・小規模事業者の発展をサポートする総合的な施策を行います。
起業に関する相談も随時受付を行っています。
【全国商工会連合会】(https://www.shokokai.or.jp/)
【日本商工会議所】(https://www.jcci.or.jp/)
よろず支援拠点
よろず支援拠点は、全国に設置された起業者や中小・小規模事業者の方に向けた経営相談所です。
さまざまな分野に精通している専門家が在籍しているため、相談者のお悩み・状況に合わせて対応してもらうことができます。
【よろず支援拠点全国本部】(https://yorozu.smrj.go.jp/)
経営や法務は専門家に相談しよう
税理士
会計・税務申告といったものは、税理士の専門分野です。
税務書類作成に加えて、税に関しての相談にも応じてもらうことができます。
中小企業診断士
資金調達・創業融資といったものに関して相談可能なのが、中小企業診断士です。
中小企業診断士は経営コンサルタントとしては唯一の国家資格であり、エステサロンの利益を向上するために適切なアドバイスを受けられます。
社会保険労務士
社会保険労務士の専門は、社会保険などの加入手続き・労務に関する内容です。
弁護士
経営上のトラブルなど、法律に関する内容は迷わず弁護士に相談するようにしましょう。
悪質なクレーマーへの対処として、仲裁を弁護士に依頼する場合もあります。
経営革新等支援機関(認定支援機関)
国認定の中小企業向け支援機関であり、金融・税理士・弁護士・公認会計士といった専門家が集まって、さまざまな相談にのってくれる公的機関です。
エステの業務・機器に関する相談
エステの業務・機器に関する相談を行いたいという場合、エステ専門のスクールを活用するという方法もおすすめです。
開業準備~手続き、集客・経営に関してのコツなど、さまざまなセミナーが随時開催されており、経営者が身につけたい基礎がしっかりと学べる内容となっています。
専門スクールには多くの種類があり、エステ資格取得可能な学校法人が運営するものから、化粧品メーカー・美容機器のメーカーが主催しているものなど、それぞれ特色が異なるので自身の希望に合わせたものを選択するようにしましょう。
当社でもエステ開業を目指している方に向けて、充実した研修サービスを提供しており、未経験であっても安心してエステ開業を行っていただけるようサポートいたします。
おわりに
本記事では、エステサロン開業時の相談先についてご紹介しました。
悩みに合わせて相談先を探し、課題解決のためサポートしてくれる支援先を見つけるようにしましょう。