
エステサロンと一口に言っても、脱毛サロン・リラクゼーションサロンなどお店ごとの強み・コンセプトはさまざまです。
お店の強み・コンセプトの伝え方を考える際には、「創業(事業)計画書」の作成が必要となります。
本記事では、エステサロン開業時の創業(事業)計画書の書き方についてご紹介していきます。
創業計画書の項目

エステサロンの創業計画書を作成する方は下記項目を通じて、お店の強み・コンセプトといったものを伝えていくことが大切です。
項目 | 概要 |
---|---|
エステ創業の動機 | 創業目的・創業動機を記載 |
経営者の略歴 | 勤務先・業務内容・役職・経験を記載 |
取扱商品・サービス | 商品・ターゲット・市場・競合を記載 |
取引先・取引関係など | 販売先・仕入れ先・外注先を記載 |
従業員 | 雇用予定の従業員人数記載 |
お借入れの状況 | 既存借入状況を記載 |
必要資金とその調達方法 | 資金調達方法・利用目的を記載 |
月平均での事業の見通し | 売上高・経費・利益を記載 |
作成時のポイント

エステサロンの創業計画書作成時のポイントをご紹介します。
エステサロンのプロフィール作成
まず、理想とするエステサロンのプロフィール作成を行いましょう。
エステサロンのターゲット・集客などはお店の立地によってさまざまで、集客を行うターゲット層によって提供するメニューや料金も異なってきます。
理想とするエステサロンの像を考えることによって、どういったエステサロンを作るべきであるかが明確になってくるでしょう。
開業に向けての必要資金を計算
理想とするエステサロンのプロフィール作成が完了したら、それを実現させるための必要資金を計算していきましょう。
必要資金はエステサロンの規模・メニュー構成・お店の立地によって異なるのですが、自宅での開業を行う場合にはおおよそ100万円前後、テナントサロンでの開業を行う場合には400~500万円ほどが必要となります。
テナント費用・内装費・消耗品購入費用・機器代・人件費・宣伝費用などの、考えられる費用を計算し、必要資金を算出するようにしましょう。
サロン開業後の運営予測を立てていく
開業資金を算出した後は、開業後の運営の予測を立てていきます。
売上予測を立てたら月々の経費を差し引いて、黒字となる損益の分岐点を見極めていきます。
1ヶ月間での利益予測を立てたら1年間に当てはめ、予測を立てていけば将来的な運営状況も見えてきます。
おわりに
本記事では、エステサロン開業時の創業(事業)計画書の書き方についてご紹介しました。
創業(事業)計画書作成の目的は、エステサロン開業を成功させて、そのエステサロンを存続・成長に導いていくことなのです。
長く愛されるエステサロンを開業できるよう、創業(事業)計画書作成はしっかりと行っていきたいものですね。