「自宅のエステサロンはどんな人でもできそう」という考えで開業し、失敗してしまう方も多いということをご存知でしょうか?
本記事では、自宅でのエステ開業にありがちな3つの失敗例についてご紹介していきます。
自宅のエステ開業に失敗する3つの原因
集客できていない
専門店舗で経営しているエステサロンと自宅でのエステサロンを比べると、看板広告が出しづらいということなどから効果的に集客ができず、自宅でのエステ開業に失敗してしまうことがあります。
リピーターを増やせていない
リピーターを上手く増やせないということも失敗の原因につながることがあります。
新規の顧客が来店した際「このお店にまた訪れて施術を受けたい」と思ってもらえないと、安定した売上を伸ばすことができません。
非日常の空間など上質な顧客体験が提供できていない
非日常感的な感覚を味わえる空間を作ることも大切です。
日常使いの家具・家電や雑貨などが目に入ったり、家族の声が聞こえてきたりすると生活感が出てしまい上質な顧客体験ができず、お客様ががっかりしてしまうということも。
自宅のエステ開業にありがちな3つの失敗例
コンセプトがない
コンセプトを決めるにあたっては、ターゲット層を絞るということが大切だと言えます。
ターゲットを絞ることによって、コンセプトをどのようにすれば良いか見えてくることが多いためです。
ターゲットであるお客さんが持っている問題やお悩み、ニーズなどを踏まえたうえで「こだわり」を抽出し、コンセプトに反映させるようにしましょう。
価格設定が安すぎる
価格を安く設定し過ぎてしまうと、利益を出すことができません。
また集客が上手くいかなくなってしまうと、キャンペーンを行って割引をしようとする方も多いと思います。
ただこれを繰り返し行っていると、通常価格時にお客さんが来てくれなくなってしまうほか、安さを求めて来るお客さんばかりになってしまうでしょう。
個人営業を行うのであれば、一日の予約人数に制限があることも多いため、どんなに毎日予約が埋まっていったとしても、価格が安いことから利益を出すことも難しく、疲れが溜まっていってしまうでしょう。
疲れは溜まっていくけれど思うように利益を出すことができず、エステサロンを続けられなくなるケースも多くなってしまうのです。
公開する情報量が少ない
個人のエステサロンの場合、情報量が少ないというのはお客さんにとって不安要素となってしまいます。
自分にとって必要か必要でないか、危険か危険でないかという判断を行ったうえで問題なければ選ばれるのが一般的な流れです。
そこでまず必要な情報として、「どのような人が施術を行ってくれるのか」という点です。
エステサロンでは肌に触れる施術が多いため、施術を行ってくれるスタッフの顔・雰囲気といったものは重要な判断材料となるのです。
お客さんへの一言とともに顔写真を載せて、得意とするエステ施術といったものを掲載しておくことで人柄が伝わり、お客さんが安心して来店できるエステサロンになるでしょう。
細かな情報まで記載しているエステサロンは、お客さんの不安を解消しやすいと言えるのです。
自宅エステ開業を成功させるための5つのポイント
コンセプトを決める
ターゲット層を絞ったら、エステのこだわり・コンセプトを決定しておきましょう。
メニューはご自身が得意とするメニューで問題ありませんが、ターゲット層のお客様に合わせたメニュー作りを行うことも大切です。
ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にしておくことで、エステサロンのこだわりや、どのようなメニューにするかなども決定しやすくなります。
競合にはない、自社ならではの強みをアピールする
エステサロンのこだわり・ポイント・魅力などの「強み」をアピールできるようにしましょう。
強みを上手くアピールできれば、リピーターを増やすことも可能です。
関連コラム:エステサロンのリピーターを増やすコツとは?
適切な価格設定を行う
集客をしたいからと言って低く価格を設定してしまうことがありますが、低くし過ぎてしまうと失敗につながってしまう可能性もあります。
お客様が求めているのは「価格以上に価値があるかどうか」という点です。
簡単に価格を下げるのではなくて、「価格以上の価値をどのように感じてもらうか」に着目するようにしましょう。
関連コラム:エステサロンの価格設定・客単価の考え方|開業前の事前準備
エステサロンの空間づくりを行う
「家具・雑貨の色味や素材を統一する」「照明・小物などでリラックスできる雰囲気を演出する」など、エステサロンの空間づくりにもこだわる必要があります。
おしゃれで落ち着いた雰囲気の空間にすることで、お客様にリラックスした状態で過ごしてもらいやすくなります。
関連コラム:エステサロンの雰囲気作り|お客様を惹きつけるお店作りとは
おわりに
本記事では、自宅でのエステ開業にありがちな3つ失敗例についてご紹介しました。
「多くのお客さんに来店して欲しい」という場合は、できる限りたくさんの情報を丁寧に説明・公開し、新しいお客さんに安心感を与えられるようなエステサロンにしていきましょう。